初節句 お祝い

ひな祭りにまつわる風習4

たかが雛人形!されど雛人形!といったところでしょうか。(唐突ですみません)

ひな祭りをお祝いするには、当然雛壇が必要となってくるわけなのですが、これが、手頃な値段から、果ては「買えるか〜!」と心の中で叫んでしまうようなものまで、実際のところ、その種類、グレードには天と地ほどの差があるのですよね。

と、いった理由から、特に高価な物だったりすると、おいそれと次から次に購入など、とてもじゃないですが出来ない相談です。だからこそ、じっくりと吟味し、傷まないよう、壊れないように、大事に扱い使用したい、という気持ちになるのは当たり前です。

さて、古来日本の御殿や宮中とは違い、現在の住宅事情の背景というものを考慮すると、 省スペース向きの親王飾りが最もスタンダードではないかと思われる訳ですが、三段、五段、七段と、壇数が増えるごとに豪華絢爛になる品揃えにはため息さえ出ます。

ひな祭りのお祝い自体は毎年あるのですが、一般家庭ではよほどのことがない限り、毎年のように給与や収入が、雛壇のように華やかになっていくことはありませんものね。

意義のあるものだとわかっていても「いいものを、買ってやりたし、懐寂し」・・・です。

ところで、話は変わりますが、最近は少子化が社会問題になっており、子供をお作りにならないご夫婦や、居ても一人っ子が多いという現状が見られます。

とはいえ、多人数のお子さんをお育てになっている親御さんももちろんいる訳で、組み合わせによれば、それが全員女の子という可能性は大いに考えられる事です。
この可能性と関連する、こんな言い伝え(迷信?)があるのでご紹介します。

嫁ぎ先に自分の雛人形を持参すると幸せになれない、という話なのですが、本当でしょうか。

親になるという概念から考えた時、いずれは子供を授かり、それが女の子だったとするなら、我が娘に、その雛壇を譲りたいという気持ちの表れが見て取れ、何ら不自然ではない気もします。

ひょっとすると、雛人形店の言いふらした迷信ではないのか?その言い分もないではないでしょう。

早速調べてみたのですが、そこで「一人ひと飾り」という言葉に出くわしました。

「一人ひと飾り」とは、ひな人形は女児の健康と幸せを祈るもので、赤児の身代わりとなり厄や災難を引き受けてくれるもの。言い換えるならひな人形は一人一人のお守り。
神社のお守りは共用できないということと同じで、その母親のひな人形を娘に譲り渡したり、姉妹で共用する事は本来の、厄を移し、供物と一緒に水に流す風習に沿わない、という意味合いだそうです。

確かに一理ありますね。ひな祭りの元になっているのは人形(ひとがた)だったのですから、1体に何人もの厄や災難を移すことは、道理が叶っていないようにも思われます。

ただですねぇ・・・不道理だという理由でいくつも買えるほど、そんな安価なものではないですし、意味合いはともかく、私としては譲れる物は譲りたいという気持ちを支持したい!ですね。

そこに親心というものが存在するなら、神様も許してくれるのではないでしょうか・・・ねぇ、神様?

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