初節句 お祝い

ひな人形について2

まず初めに、雛人形を語るになくてはならない男女一対のツーショットですが、人形として模られているからには、当然、モデルが存在したわけです。

壇数を問わず、雛人形を頭で思い浮かべる時、必ずと言っていいほど、この男女ペアが想像できる事と思います。

では、ひときわ高い段にお座りになられているこの男女ペアは誰?ということになりますね。

それは「親王」と呼ばれた天皇陛下、皇后陛下なのです。

雛人形の元になったと推測される天児や婢女の流れからいうと、モデルというものは存在しえないなど、諸説にもいろいろ書かれてあるみたいなのですが、少なくとも、ひいな遊びの行われた平安時代以前の親王であるといった事は考えにくく、やはり、平安以後の天皇、皇后であるという説が有力であるようです。

次に三人官女ですが、長柄銚子、三方、加えの銚子の順に並べられます。

三人官女は、いわゆる親王をお世話する役どころなのですが、メイドさんといった位置づけではなく、現代のキャリアウーマン的立場にあたるそうで、詩を詠んだり、楽器を演奏したり、様々な行事の手配をしたりと、非常に優れた才能を持った女性達だといわれています。

その下に控えるのは五人囃で 、太鼓・大鼓・子鼓・笛・謡の順に並べられます。

とはいえ、単なる楽団ではなく、彼らは元服前の由緒ある貴族の師弟にあたるということで、その才能を認められた時、元服後、宮中で重用されるということもあり、ただの演奏集団ではなかったそうです。

そのさらに下には右大臣と左大臣が並べられます。別名を「隋臣(ずいしん)」といいます。
親王のお供や、驚く事に恋の橋渡しというような仕事もしていたといわれています。

ここからさらに豪華な雛壇になると、下段に仕丁という人形があり、台笠・沓台・立笠の順に並べられます。

この三人組は宮中の雑用の仕事をしており、 右から、怒り顔の人がほうきを、泣き顔の人が靴、笑い顔の人は熊手を持っています。
当時をうかがい知れるような、庶民の喜怒哀楽がとてもうまく表現されていますよね。

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